2016年に設立されたAIベンチャー
エイシングは、2016年に設立されたAIベンチャー企業です。エイシングが開発した、自社独自のAIアルゴリズムであるDBT(Deep Binary Tree)は、Deep Learningのような既存のAIアルゴリズムでは不可能だった、現場での学習や調整がいらない逐次学習を可能としました。エイジングは、製造業が抱える課題を解決するための機械制御に特化した超高速EdgeAIの開発企業として、日本政府のJ-Startupにも選出されており、ユニコーン候補企業になっています。
機械を賢くし、身近な生活を豊にする企業
エイシングのビジョンとミッションは機械を賢くし、身近な生活を豊かにすることにあり、品質コスト曲線を下げて、品質を維持しながら生産性を高めるということで多くの成功事例を持っています。オムロンと2018年に発表した事例では、リチームイオンバッデリーのセパレーターというフィルムを巻き取る機械が高速で動いているという事例になります。
デバイス側でAIを行うエッジAIという独自技術
従来のAIはクラウドサーバー上でデータの学習と予測を行い、末端のエッジデバイスとの通信を行うというものが多いのですが、エイシングは、クラウド側で行っていた予測をエッジデバイス側で行うようにしたAI技術を得意としています。このエッジAIは、産業用機械が使われる製造現場は自動運転車などでの活用が期待されている技術です。
様々な現場で活用されるエッジAI
エッジAIの活用が期待されいる分野は、自動車の制御、ドローンの安定飛行のための姿勢制御、モバイル端末の高機能化、生産ラインの制御、製造機械の制御や異常検知、建設機械の制御などがあり、エイシングは、日本の名だたる企業と共に現場で使える実用的なAIの開発に取り組んでいます。