2019年12月26日にGinza SixのWeWorkにおいてJAPAN MADE事務局主催で第1回目のSportsTech Meetupが開催されました。
今回はスポーツ分析でテレビなどでもおなじみのデータスタジアム株式会社の加藤 健太氏をお招きし、「2020に向けて。サッカーにおける最新データ活用事情」についてお話頂きました。その様子をご報告します。
※本レポートは当日の様子も含めて随時アップデートされます。
データスタジアム株式会社 加藤 健太氏「サッカーのデータ活用最前線」
スポーツのデータ分析とは
データスタジアム株式会社では、サッカー以外にも野球やラグビー、柔道などの分析も行っています。
自社でデータを取得する仕組みを保有していて、スポーツはデータの精度が大切なので、専門の人がプレーデータを詳細につけていくそう。
Jリーグの公式記録の取得、運営などもやっており、Jリーグなどをサポートしているそうです
難しいサッカー分析
サッカーのデータ分析は、思いのほか難しいそう。
その理由は、サッカーは相手を邪魔したり重なり合うなどの条件によって、データがかわってしまうため、個人のパフォーマンスなどを正確に把握していくのが困難だからです。
一方、野球であれば、選手個人のデータが他の要因でぶれることはないので、しっかりとした分析ができるため、野球のデータ分析は進んでいるそうです。
未来のサッカー分析
現在は、試合内容を詳細に記録することで、だいぶパフォーマンスがわかるようになったそう。
未来は、選手などのバイタルデータなどを取得することで、事前の予測が行えるように進化するのではないかということです。
また様々な統計分野やモデルの研究も行われており、より精度の高いサッカーの分析ができるようになっていくのではないか、ということでした。
SPLYZAさま「アマチュアチームがうまくなるために」
静岡にあるエンジニア発祥の会社であるSPLYZAさまは、スマホ1つで自分達の試合の分析ができるシステムを開発しています。
https://products.splyza.com/teams/
比較的安価なツールであることから多くの高校などで採用されており、全員でデータ編集や分析をできるため、時間の短縮や正しい意思の伝達などができるそう。
自ら深く考えながら強くなるという流れがアマチュアスポーツでもできてくるのかも知れません。
Rockin’Poolさま「未来は人間が水の中に棲む!?」
株式会社 Rockin’Poolの代表の西川さまはVRプールの可能性について。
現在は水中でのエクササイズにVRを組み合わせているそうですが、仮に高齢者の人が寝たきりになっても水中では摩擦がなく生活ができるため、プールにはすごく可能性があるのではないか?というお話でした。
会場もひきこまれるすごいプレゼンでした。
まとめ
過去最多の方にご参加頂いた第一回SportTechミートアップ。
身近なスポーツが題材なだけに、質疑応答ももりあがり、未来のスポーツシーンが見えるような内容になりました。