2019年9月26日にGinza SixのWeWorkにおいてJAPAN MADE事務局主催で第1回目のMarTech Meetupが開催されました。
今回はeCDPの分野でNo1シェアを誇るトレジャーデータ株式会社の小林 広紀氏をお招きし「データ活用とデジタルトランスフォーメーションの潮流」についてお話頂きました。その様子をご報告します。
※本レポートは当日の様子も含めて随時アップデートされます。
トレジャーデータ株式会社 小林 広紀氏氏「データのサイロ化を解決する」
サイロ化している大企業のデータ
データ活用、DX(デジタルトランスフォーメーション)は、最近のエンタープライズ企業のメインキーワードです。
しかし、実際にデータ活用しようと思っても大きな問題が立ちはだかります。それが「データのサイロ化」です。
後付けでどんどんシステムが開発されていった結果、各部署で保有するUserIDが違っていたり、データを結びつけることが大変に困難になっています。
サイロ化したデータを結びつけるトレジャーデータ
トレジャーデータは、このようなサイロ化したデータを結びつけ、共通のデータ分析基盤を提供しています。
セールスフォースなど様々なマーケティングテクノロジーのベンダー500社とAPI連携し、既存顧客にデータ基盤を提供しています。
世界で400社以上のエンタープライズ機能に導入頂いており、日本のeCDP市場ではトップシェアを誇ります。
スバル自動車様の事例では、共通の顧客基盤からデータ分析コンサルタントと連携して効果的なキャンペーンプロモーションを割り出し実行。
その結果、大きく成約率向上に貢献しました。
データベースはCDPへ
CDPとはカスタマーデータプラットフォームのこと。
顧客データベースは、業務オペレーションの自動化を目指したERP/SCMから顧客の関係性強化を目指したCRMを経て、現在はCDPへと変貌を遂げています。
デジタルトランスフォーメーションを行うには、各部署でサイロ化した既存CRMデータベースなどをCDPで統合することが有効です。
これからもトレジャーデータ社は企業のデジタルトランスフォーメーションをサポートしていくとのことです。
スバル自動車様事例の中では、各別会社のメディアサイトとも連携したという話もあり、どのような仕組みになっているのかなど、講演後のQAセッションも盛り上がりました。
NSENSE株式会社さま「映像認識のハイレベル技術者集団」
韓国に本社を置く画像や映像の分析を行う会社です。韓国本社は、韓国のシリコンバレーと言われている場所にあるそうです。
独自の映像認識技術を多数保有しており、出版社や放送局がクライアントだそうです。
https://www.nsensecorp.com/ja/
Marketing-Robotics株式会社さま「MAを使いこなすコンサルティングを提供」
MAツールを導入したものの、なかなか使いこなせない企業様が多いことから、コンサルティングを強みに展開しているとのこと。
https://marketing-robotics.com/
エッセンス株式会社さま「プロ人材募集中!」
エッセンス株式会社さまは、人材サービス会社。プロ人材の紹介など面白いサービスを展開されています。
NECさま「社内DX推進の難しさ」
NEC様は、社内マーケティングを推進する部署において、まさにトレジャーデータさまのデータのサイロ化ということに共感するとのことでした。
富士通さま「ポルトガルweb summitに日本初で参加予定」
富士通様は、社内新規事業開発のお話。日本で初めてウェブサミットに参加予定とのこと。
https://zetacx.com/column/miscellaneous/websummit-ceo-paddy-cosgrave-event201906/2019/0703
アンダーワークス株式会社さま「MarTechカオスマップの舞台裏」
Martechのイベントで毎年公開されている海外のカオスマップをわかりやすく日本向けにまとめているとのこと。
96分野、930テクノロジーを紹介している。
https://www.underworks.co.jp/2019/09/05/news-marketingtechnologychaosmapjapan-2019/
モードツー 畑井さま「社内ベンチャーの内容」
畑井さまは社内ベンチャーで立ち上げた内容をプレゼンテーション。
興味深いSNSツールでした。
株式会社AOI Pro.「SXSWイベントの舞台裏」
葵プロモーションさまは、有名な落合陽一さんなども絡んだSXSWの日本ブースの舞台裏などをお話。
とても面白く、またイベントの盛り上げ方なども参考になりました。
まとめ
第1回目のMarTechミートアップ。
多くの参加者にお集まり頂き、LT含めて大変盛り上がりました。
みなさんでいろいろ情報交換もされ、つながった企業様もいらっしゃったようなので事務局としても大変やりがいがありました。
これからも、JAPANMADE事務局では、開催趣旨にそって人々がつながるようなMeetupを開催していきたいと思います。