2019年2月22日に銀座シックスのWeWorkにおいて
JAPAN MADE事務局主催で第1回目のブロックチェーンのミートアップが開催されました。
最初にJAPAN MADE事務局代表の佐々木隆仁より、JAPAN MADE事務局のご紹介とミートアップの目的について説明がありました。
リアルワールドゲームス CTO 岡部典孝氏 基調講演
リアルワールドゲームズは、2001年に設立した会社が母体となっており、岡部氏が大学時代に作った会社を母体に2017年に立ち上げたとのことで、歩くことで世界の人々を健康にしていき充実した社会を作り、人々の行動を変えていこうということを目的に立ち上げたとのことです。
社長の清古氏もこのジャンルのゲームで地球半周くらい歩いており、岡部氏も合計1万キロくらいこのジャンルのゲームで歩いているとのことでした。
リアルワールドゲームズの特徴として、様々な分野の著名な人にアドバイザーになってもらっているということで、弁護士・弁理士だけでも5名のアドバイザーがおり、基本的には、アルクコインで報酬を支払っているとのことでした。
2001年の創業から、ずっとポイントサイトなどトークンエコノミーの前身となるビジネスを10年以上手がけており、その後、位置情報ゲームのサーバーを作ったり、ネットワークゲーム、ソーシャルゲームのサーバーを作った後に第二創業という形で2017年にリアルワールドゲームズを創業し、資金調達にも成功したとのことです。
ブロックチェーンを活用してビットにゃんたーずというゲームをリリースしたが、地図基盤を他社に提供して、健康アプリなどを作ってもらうというビジネスモデルになっている。
GoogleMapにはないものをひたすら集めており、ポケモンGOを追いつき、追い越せということを目標に頑張っているが、ここにトークンエコノミーを入れて、プルーフオブウォークという仕組みを導入しており、ユーザーが歩くことでコインがもらえて、ユーザが広告主の店舗に行くとコインを使って様々なサービスを受けられるようにしていくとのことでした。
広告主は、リアルワールドゲームズに広告費を払うことで何らかのエコシステムができるのではないかとのことでした。今は、トークンを上場していないが、将来的には、アルクコインを取引所に上場して、換金可能にすることを目指しているとのことです。
リアルワールドゲームズの技術的な優位性は、GoogleMapsやゼンリンなどの地図データを使わずに自分たちの地図データを他社に販売できるビジネスモデルを構築していることで、ユーザーから地図の付加情報を集めることができる点にあるということで、他社よりも詳細な建物情報をアルクコインを提供することで安価に取得していることです。
プラットフォームの構想としては、APIを提供し、GoogleMapのAPIが使えるレベルの人であれば、誰でも簡単にポケモンGOのようなリアルワールドゲームや健康アプリを作れるようにすることです。中には、ヘビーユーザーもいて、自分の脂肪を燃やしながらマイニングを行っています。2500万円がアルクコインでの支払い実績だが、広告の出稿やキャラクタのレンタルフィー、弁護士、税理士への強い払いなどに使われた。
アルクコインのトークンエコノミーの全体像としては、味覚糖や伊藤園の筆頭株主のグリーンコアがシードの投資家となっている。そういうところから、事業提携も含めた投資を受けた。今後は、自治体と組んでいくのが非常に大事だと考えている。自治体は、医療費を下げたいと思っており、それをトークンエコノミーで解決しようと考えている。住民の健康増進や観光資源の利活用、地方創生などに繋がればいい。神戸市のピッチプログラムで優勝して実証実験に採択された実績もある。タニタとの業務提携の話も来ている。
最後は、マクロ的なトークンエコノミーの話になり、特に経済学者を最初から入れて、マクロ経済の概念を仕組みの中に入れておかないとブロックチェーンは普及しないなど、かなり、レベルの高いトークンエコノミーの話をされていました。