累計発行部数は5000万部以上!日本を代表する大衆向けギャグ漫画
漫画家・臼井儀人の、おバカな5才児である主人公・野原しんのすけを取り巻く家族・友人との関係を描いた日常系ギャグマンガである。アニメ化や映画化もされており、幅広い年代から愛される大衆漫画となっています。特に映画では家族愛・友情・正義だけでなく哀愁や切なさといった部分も繊細に描かれていることが多く、漫画やアニメとは少し違った角度で評価されていることが多い。
作品全体として基本的には平和な日常が描かれているが、作中において著名人や店舗・製品のパロディ、テロリズムや世界情勢への皮肉などが度々描かれており、ギャグ漫画を超えた作品といえます。累計発行部数は5000万部以上を誇っており、それゆえ経済に与える影響も大きな影響をもつ漫画でもあります。
お菓子メーカーとのコラボレーション
作中に出てくる、しんのすけの好物である「チョコビ」様々なお菓子メーカーから商品化されています。
1993年にロッテはチョコビ、ロイヤルチョコビを発売しました。この「チョコビ」はロッテが独自に開発したもので、本作に出てくるものとは別物だったものの、明治製菓の「きのこの山」「たけのこの里」を抜いてチョコスナック市場でシェア1位となり発売から半年で20億円を売り上げるヒットとなりました。
2006年には東ハトとコラボし、本作のパッケージおよび菓子の形状を再現したスナックとして発売されています。
現実の店舗にも大きな影響を与えた!作中の商業施設「サトーココノカドー」
2017年には、しんちゃんが暮らしている春日部(作中の表記では「春我部」)にあるイトーヨーカドー春日部店が期間限定で作中に登場する商業施設の「サトーココノカドー」にブランドを変更し、屋上に掲げられた看板も「サトーココノカドー」としていました。また、「みさえ ザ・バーゲン」や「クレヨンしんちゃん展」の開催、春日部駅の西口にはクレヨンしんちゃんオリジナルデザインの駅名看板も設置され、地域を巻き込んで盛り上がりをみせています。
クレヨンしんちゃん : 1 (アクションコミックス)