鬼と化した妹を人間に戻すために戦う
鬼滅の刃は、吾峠 呼世晴(ごとうげ こよはる)が原作者で週刊少年ジャンプに2016年11号から2020年24号まで連載されました。大正時代を舞台に主人公が鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために戦う姿を描いた物語です。
単行本の発行部数は、8,000万部を超え、歴代20位
2019年にテレビアニメの放送の単行本の累計発行部数は、450万部程度たったが、アニメの放送終了直後は、1200万部を突破し、最終的には、8,000万部を超え、歴代マンガで20位にランキングされる程に発行部数を伸ばしました。
古事記がモチーフ?
鬼滅の刃は、日本最古の書物である「古事記」の影響を受けていると言われています。例えば、単行本の第1巻に「鬼狩りカグツチ」、「炭のカグツチ」がありますが、古事記に登場する火の神がカグツチという名前です。また、鬼滅の刃には、鬼を退治する300年以上前の伝説の刃が登場しますが、古事記には、ヤマタノオロチを退治する草薙剣が登場します。それ以外にも黄泉の国に死んでしまったイザナミノミコトとイザナキノミコトを迎えにいくが、ウジ虫が湧いて、恐ろしい状態になっているのを見て、逃げ帰ろうとするが、追いかけられる話など、様々なエピソードが出てきます。それ以外にもイザナキに首を斬られて、その血から剣の神、岩の神、雷の神、水の神が生まれるというエピソードも古事記に書かれており、おどろおどろしたシーンも多く、鬼滅の刃との照らし合わせなが見てみるのも、鬼滅の刃の面白さの再発見になるかもしれません。